秋のハイキング:湧蓋山(わいたさん)

秋の風を求めて、湧蓋山(わいたさん)へ行ってきました。湧蓋山は、大分県玖珠郡九重町と熊本県阿蘇郡小国町にまたがる、標高1499.5mの山です。もともとは、火山で、約50万年~40万年前の噴火で誕生したと言われています。山の形は、均整のとれた円錐形をしており、大分県側からは、玖珠富士、熊本県側からは、小国富士と呼ばれています。山頂は、平らな草原となっており、360度のパノラマの見晴らしで、天候が良ければ、九州山地(遠くは、宮崎県の祖母山から九重連山、阿蘇五岳)や長崎県の普賢岳(雲仙)まで見渡すことができます。この日は、残念ながら、霞んでおり、近郊だけの見渡しでした。もくもくと湯気を上げた、九州電力地熱発電所が眼下に見えます。周辺には、多数の温泉も湧いています。
 湧蓋山の名前の由来は、民話で、背比べに負けた万年山(はねやま、1140m)が腹を立ててこの山を蹴飛ばし、湧いたようにこの地に山ができ、名前がついたと伝えられています。
 登山ルートは、主に4ルートあり、今回は、九州電力地熱発電所(近くにスキー場もあり)近くの、一目山ルートから湧蓋山へ登り、帰りは、ひぜん湯ルートを通って、筋湯温泉へと降りてきました。疲れた体を、筋湯温泉で癒し、帰りの途につきました。浴場入口で食べたソフトクリームが、疲れた体に、何とも言えない美味でした。

ハイキング道からの湧蓋山 向かって左が女岳、右が湧蓋山
  それほど体力は要らない山です。
眼下に、もくもくと水蒸気を挙げている九州電力地熱発電所が見えます。 帰りの筋湯温泉の紅葉。