五龍岳(北アルプス)登山

今年の夏山登山は、富山県と長野県の県境の、飛騨山脈(北アルプス)後立山連峰にある、標高2814mの五龍岳に登ってきました。五龍岳は、男性的な山容で、日本百名山の一つです。登山ルートは、最短ルートである、白馬五竜スキー場からのルートを選びました。白馬五竜スキー場(アルプス平駅)~地蔵の頭~遠見尾根(小遠見山ー中遠見山ー大遠見山ー西遠見山)~白岳~五竜山荘(宿泊)、翌日、五龍岳山頂へ、帰りも、同じルートで下山しました。9/3出発。五竜山荘までは、曇りで、山頂に近づくと靄(雲の中)に包まれ、周辺の眺望は、残念ながら、ほとんど望まれませんでした。山荘に到着後、雨となリました。翌日早朝まで、雨がやまず、小雨になった、午前7時ごろより、五龍岳山頂へアタックしました。登りは、岩場の登り、くさり場も難なく、登れましたが、下山は、足場が悪く、滑りやすく、恐い登山となりました。今年も(昨年は雨で途中下山)天候に恵まれず、良い写真が撮れませんでした。自然とのお付き合いですから、これも仕方がありません。

白馬五竜スキー場アルプス平駅にある、白馬五竜高山植物園から登山を開始した。ここには、コマクサ、タカネナデシコ、ニッコウキスゲなど200種以上100万株の高山植物の花が、初夏より秋まで見られると言われていますが、当日は散ってしまったものが多く、残念でした。 登山道を進んでいくと、道端に、お馴染みの高山植物(リンドウ)が迎えてくれます。
生憎の靄の中を登っていくと、一瞬、これから登る、五龍岳の山容が現れた。その雄雄しい山容に、身が引き締まる思いでした。 登山を進め、標高が高くなると、尾根で雲が遮られている様子が望まれた。別ルートの唐松岳から続く尾根(登山道)で、雲が遮られている。遠方の山が、唐松岳(2695.8m)です。
登りには、靄で望めなかった、鹿島槍ヶ岳雪渓が、下山途中で見えました。山頂は、雲がかかっています。 皮肉にも、下山終着地あたり(1500m程度)では、ほぼ快晴となり、白馬五竜スキー場の隣にある、長野オリンピック会場となった、八方尾根スキー場がはっきりと見えました。ここは、私が最初に行った(38年前)、思い出深いスキー場です。