院長こらむ:アンチエイジングのお話 その2

4)糖化説: 糖尿病患者の平均寿命が短いことでわかるように、高血糖が老化を促進すると言われています。高血糖が体の中のタンパク質と糖化反応を発生させ、タンパク質本来の機能を損ない、老化を促進させます。たとえば、白内障を悪化させたり、動脈硬化の進行に関係しています。さらに、この糖化反応により、酸化ストレスも増大し、老化の悪循環に成り得ます。

5)ホルモンとの関連: ホルモンとは、体内の種々の機能を自ら調節しているものです(内分泌)。年齢とともに、分泌量が低下するものとして、成長ホルモン(代謝のコントロールをしている)、メラトニン(睡眠に関係)、性ホルモン(生殖に関係)が知られています。まだ、十分に明らかにされていませんが、これらの分泌低下が、体、精神に何らかの影響を与え、老化の促進に関係する可能性があります。
以上は、老化の原因の一部にすぎないと思いますが、老化のメカニズムを解明することは、取りも直さず、老化防止、アンチエイジングに繋がっていくものです。以上をふまえて、次回よりアンチエイジング対策を述べていきたいと思います。

玉名市:高瀬裏川花しょうぶ