東北地方がマグニチュード9.0という未曾有の大地震と大津波に襲われ、2万人以上の犠牲者が出るのではないかと言われています。また、原子力発電所も被害を受け、放射能漏れが心配されています。報道を見るにつけ、ただただ慄き見守るだけで、なすすべがありません。被災者のことを思うと、言葉が見つかりません。日本すべてが自分たちの問題として捉えていくべきでしょう。遠くに住んでいる私が出来ることは、まず義援金と思い、早速、日本赤十字社へ振り込みました。あとは、時間が過ぎても、常に被災者のことを気にかけて援助を心がけていこうと思っています。私が住んでいる熊本県では、すぐに、赤十字病院が援助隊を派遣しました。自衛隊駐屯基地からも原発のヘリによる放水のため出動したと友人のメールにありました。また、われわれ血液透析を行っている施設も受け入れ可能な人数の確認を行い、要請があればいつでも受け入れ可能なように準備しています。
最近は、私を含めて、多くの日本人が物欲の思いのままに利己的になり、さらに政治も荒んで、日本の将来を案じておられる方が多かったと思います。しかし、いろいろの報道から、この未曾有の大震災に接し、本来持っていた道徳的な日本人のこころが、よみがえってきたと感じています。残念ながら、少数であると信じたいですが、振り込み詐欺がすでに発生しつつあります。すでに、県内の透析施設仲間に、義援金要請があったと回覧がありました。義援金要請なんてありえません。皆さん、気をつけましょう。